最強女†暗殺計画

思いっきり刺そうと力よく振りおろし......

「ーーーーーー。」

「っ!!?」

ほとんど声になっていない声で、宮野蓮が僕に話しかけた。
その言葉を聞いて...何故か手を止めてしまった。

刀の先はあと数ミリで宮野蓮に刺さるくらいの位置で止まっていた

「...無理だ.........」

「.........瑠璃...?」

僕には...できない。
自然と頬を伝う生温い涙。

その涙はどのような感情で流れているのか、僕には理解できなかった。

「...僕には.........宮野蓮を殺せない。」

わかった。今涙が流れている訳、宮野蓮に触れられたりした時に感じたあの感覚が恋だったのか...

「僕は...宮野蓮が好きだっ」

声が震えて、涙が止まらない...
ぎゅっと固く目を瞑ったその直後にふわっと暖かいものに包まれた

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