最強女†暗殺計画

翔が手を引っ張ってくれたから助かった。
人ごみがすごい空港を出たら懐かしい景色が目に飛び込んできた

「......懐かしいな。」

1ヶ月いないだけでこんなにも変わって見える。

「ほら、早く行きますよ」

「嗚呼。」

此処にいたら......宮野蓮の事は考えなくなる...かもしれないな。
面倒くさい感情が消えるのでは...?

多分。今そんな事思っても本人を目の前にしたら...言えないだろうな...

「つきましたよ。」

懐かしい...
僕が育ったアジトだ......
しばらく呆然と見ていたがすぐに我に帰ってボスのいる部屋へ向う。


ーーーコンコン

部屋の前につくとなんの躊躇もなくドアを叩く

「入れ。」

許しを得たところでドアを開けて頭を下げる

「只今戻りました。ぼs...」

「瑠璃っ!!!!やっと帰ってきたー遅かったから心配したんだぞー」

「...はぁ、すみません......」

「いいんだ、謝るなっ帰ってきてくれてよかったよ」

僕の言葉を遮って勢い良く抱きつくものだから体制を崩して倒れた、ボスは倒れている状態でありながら
僕を抱きしめ撫でていた

「...あの......ボス、」

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