◆妄想男子◇
CASE3.ツンデレBoy
冬馬―――…三兄弟の、末っ子。
ちなみに中1。
「晴香ー?ちょっとココ、意味わかんねぇんだけど―…」
「きゃぁあ!もう、びっくりするなぁ…いつもノックしてって言ってるじゃん!」
漫画に集中してたあたしはびっくりして大きな声を出した。
入ってきたのは、冬馬。
冬馬は勝手にあたしの部屋に入ってはくつろいだり、勉強してたり。
まぁ、冬馬だからまだいいけど―…朔也がもし入ってたら何されてるかわかんない。
「だって叔母さんが勝手に入れって言ったんだ!」
「はいはい…んで、何処だっけ?」
どこ?って聞いたものの、あたしは勉強が特別得意!って訳でもない。
勉強のことなら隼人に聞いたら一番いいんだけど、やっぱり兄弟だと喧嘩になっちゃうらしい。
「ココなんだけど…、わかる?」
「あぁ、それか!えっとー…意味が分かればいいんだよね?」
「そうだって!書いてあんじゃんか…」
冬馬がわからなかったのは嬉しい事に英語。
あたしは英語はまだ得意なほうなんだよね!!
「えー…っと、am/is/are の意味―…?」
「うん。」