早く気づけ、バカ。







朝、いつものように君が来た。







「絹ー置いてくぞー!」



「ちょっとまって!」








いつもどうりの会話。






何も変わらないはずなのに自然と表情が暗くなる。








「絹?具合でも悪い?」










なんでこんなに優しくするんだろう。



彼女、居るくせに。







でもこんな事口が裂けてもいえない。







「ううん、・・大丈夫^^」






強がりなんて君にはすぐばれるのに


せめてものあがきでそう答えた。







「・・相談、乗るから。ほら、学校送れるからもう行くぞ。」





「うん!」






相談なんて出来るわけ無いじゃん。




貴方がすきすぎて、辛いんです。



こんなこと






「言えるわけない・・。」
< 5 / 33 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop