早く気づけ、バカ。
智治とはクラスも一緒。
出席番号も近いから席は隣り。
そして私の後ろが優華ちゃん。
仲良さそうにに喋る2人。
「居心地、最悪。」
私はそう呟くと親友の尾崎ほのか_オザキ ホノカ_のところへ向う。
ほのかも出席番号が近いから席は優華ちゃんの後ろなんだ。
ほのかは頭が良くてしょっちゅう本を読んでいる子。
席に向うと案の定本を読んでいた。
「ほのか…」
「絹…ツライでしょ、そこの席。」
本をパタンっと閉じながらほのかは私に話しかけた。
「ほのぉ…」
「ちょ、キモイから。」
「酷くない?それ(笑」
見てのとうり毒舌だけど凄く優しくて友達思いの子。
一番の親友には智治のことを話していた。
「絹の恋はいつ報われるんでしょうか?」
「そんなのしらなーい。知ってたら苦労しなーい。」
「まぁ、頑張れ」
「…頑張る(」