好きなんだ…。
サプライズ!?
「あぁー!!分かんね!!」
「テストまであと二週間なんだよ?
頑張って勉強しないと」
「兄さん、投げやりはよくないよ。
僕がちゃんと教えるからさ」
期末テストまであと二週間。
秋斗、冬斗、蕾の三人は
放課後学校に残って勉強会を始めた。
頭のいい冬斗は
あまり頭のよくない秋斗と蕾の勉強を
みている。
つけている黒渕眼鏡がまたgood!
秋斗も冬斗と同じで眼鏡をかけている。
眼鏡をかけていることで
二人の輝きがよりいっそ増す。
「テストなんてなぁ。
あんなめんどくさいもん
いったいどこの誰が考え出したんだよ!
呪うぞ、そいつ」
「あ~、私もたまにそれ思う!
テストで赤点とっただけで
留年なんて酷いよね~」
「それなら、
赤点とらなければいいと思うけど?」
「でたでた、頭のいい天才くんには
俺らの気持ちなんざ分かんねぇよ」
「赤点とらないなんて難しいこと
私には無理だよ~」
蕾は半泣きしながら
数学の勉強をちゃくちゃくと進める。
逆に秋斗は化学の勉強を途中で放棄中。
「僕だって勉強してるさ。
朝、学校来る前に三時間」
「秋斗は一緒にしてないの?」
「あぁ?
朝一緒にしてたらこんなに悩むわけないだろ」
「それもそうだね…」
「兄さん、僕の後ろでイビキかいてギリギリまで
寝てるもんね」
冬斗が思いだし笑いをする。
「てめっ!余計なこと言うなっつの!」
「イビキって…ぷふっ」
「蕾!てめぇも笑ってんじゃねぇよ!」
秋斗は二人にチャカされて
顔が赤くなっていた。