ドキドキのち、マイラブ
陽人が漸く乾いた髪を触って来た。



「砂だらけの髪が綺麗になって本当に良かったね。


花梨の綺麗な髪俺好きだからさ。」



そう言って髪にキスをする陽人。



自然に抱き合った。



お互いの心臓の音が聞こえる。



「花梨ドキドキしてるね。」


「陽人も同じ。」



私たちは見つめ合い微笑み合い、



自然に唇が重なり合った。


唇からお互いの熱い気持ちが伝わり、



私たちは暫く抱き合ったままキスを繰り返した。



こんなに愛しい気持ちは初めてだった。



陽人を放したくない。



陽人とずっといたい。




< 107 / 241 >

この作品をシェア

pagetop