ドキドキのち、マイラブ
昼休み後、青山さんが今度の定休日の水曜日に、新入生歓迎会が行われる話しをした。


みんながざわつく。



青山さんが、歓迎会って行ってもみんなで花見をするだけだから。



場所とりは去年の新入生たちが行うようだ。



来年は私たちが場所取りに行くことになるらしい。



新入生の為の大イベントだから、サボるなと言った。



明後日11時に現地集合が決まり、参加したくない気持ちを口に出せないままで。



お酒も苦手で、たくさんの人の集まりも駄目。


みんなは喜んでいるけど、私は憂うつでしかない。



陽人に声をかけられた。


「どうしたんだよ。人の集まりが駄目なのか。」


素直にうなづいた。



だって嫌なんだんだもの。


陽人がおだんご頭を優しく触る。


「俺がいるから大丈夫だ。」


優しいことばにドキッとしてしまう。


落ち着け私、彼氏でもない陽人にドキドキが止まらない。



どうして、陽人にときめいてまうのか。


彼氏の友章の存在を忘れていた。


















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