ドキドキのち、マイラブ
部屋に入ってからも私は落ち込んだまま。



陽人と私じゃ違い過ぎるよ。



暫く無言の私。



陽人が心配して私を抱き締める。



「花梨さっきからどうした?」



どうしたって言われても、陽人と私じゃ不釣り合いだよ。



「陽人本当に私でいいの?」


「何言ってんだよ。花梨じゃなきゃ駄目って言っただろう。



俺は花梨が好きなの。花梨しか考えられない。



だからすっとそばにいて俺が丸屋の後を継いだ時、



結婚しょう。まだ何年かかるか分からないけどさ。」


私は嬉しくて涙が溢れた。


そして陽人を見つめて、「こんな私で良かったら末永くよろしく。」



陽人は私をもう一度抱き締め、「花梨の事ずっと好きでいる自信だけはあるんだ。」



私たちは見つめて合い笑った。



そして長いキスをした。





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