ドキドキのち、マイラブ
なんだかおかしな事になり、陽人、中林君、中山さんと私の四人で食事をして帰る事になったが、陽人は行きたがらない。


嫌がる陽人を無理やり近くの居酒屋へ連れていくと、中山さんにお酒を進めらたが、陽人に止められる。



中林君はもくもくと食べていた。



陽人にお酒は禁止されてるし、飲むつもりもない。


「花梨ちゃんは彼と付き合ってるの?」


え、どうして、そうなるのかな。



「いえ付き合ってません。私には彼氏がいますから。」



えっそうなんだ。



なぜか落ち込んでる感じの中山さん。



陽人はさっきからずっとご機嫌斜めだ。



「花梨ちゃんは可愛いから彼氏いるよね。
でも、僕は諦めないから。」


かなり不味い状況。


本当にモテキ到来なのか。


20年生きてる人生で、こんなにもてたことはなかった。


モテて嬉しいはずが、なんでこんなに落ち込んでるんだろ。



陽人が中山さんに何か言いそうで、ハラハラしてるのに、中林君は食べる事に必死で、陽人の様子に気づかない。



中山さんの名刺を渡された。



「ここに携番とアドレス書いてあるから、登録してね。」


名刺を突き返す訳にもいかなくて、無言で受けとる。


陽人が怒ってるのが分かるから、顔をあげる事が出来なかった。






























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