男装女子!




するとその時、勢いよく扉が開き、
キレイな女の人が入ってきた。



「こんにちは!レオちゃん♪いつの間にこんなに大きくなって~!」


「…へ?」


こんななキレイな女の人なんて、テレビでも見たことないのに。

まるで会ったことがあるかのような言葉。


「まぁ、小さい頃しか会ってなかったものね。仕方ないわ。」

そう言って、微笑んだ。



「あの……ご親族の方ですか…?」

お医者さんは、気まずい顔をしたまま
そう言った。



「んー、この子と血がつながってるのは、もう私だけね。」


わかってるはずだけど…

やっぱり辛い。




涙が溢れてきた。



「思い切り泣きなさい。」



「泣きたいときに泣かないと、笑いたいときに笑えなくなるの。今日は思い切り泣きなさい。」



キレイな女の人は、それだけ言って、
お医者さんとどこかへ行ってしまった。




< 5 / 5 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

悪魔な天使

総文字数/8,588

恋愛(ラブコメ)25ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop