Mezza Voce Storia d'Aore-愛の物語を囁いて-
ケインの腕の中で、ジョーンは身体を回転させると、ケインと向かい合った。
背の高いケインを見上げてくるなり、ケインはジョーンの瞳を見つめた。今まで目にしたジョーンのどの表情よりも、明るくて幸せそうな顔だった。
ケインの心が温かくなった。ジョーンには笑顔でいて欲しい。
ジョーンの瞼が閉じられた。ケインはジョーンの唇に、顔を近づけた。唇と唇が重なると、ケインは幸せな気持ちで満たされた。
同時に、ジョーンの全てが欲しいと、男の強い欲求が身体を襲ってきた。
ジョーが両手を上げて、ケインの首に絡み付けた。
「ここでは、森の中にいる国王陛下の家臣に見られてしまう可能性があります」
短いキスが終わると、ケインが真面目な顔で口を開いた。
「暗いのは嫌よ。コルセットをつけて。寝室に行きましょう」
ケインは短い返事をすると、笑顔で頷いた。
ジョーンが木と向かい合った。ケインの肩から腕を滑るように手で触ってから、手を離して木に抱きついた。
(王妃陛下を、早く抱きたい)
ケインは再び紐を持つと、強く引っ張ってコルセットをつけた。
背の高いケインを見上げてくるなり、ケインはジョーンの瞳を見つめた。今まで目にしたジョーンのどの表情よりも、明るくて幸せそうな顔だった。
ケインの心が温かくなった。ジョーンには笑顔でいて欲しい。
ジョーンの瞼が閉じられた。ケインはジョーンの唇に、顔を近づけた。唇と唇が重なると、ケインは幸せな気持ちで満たされた。
同時に、ジョーンの全てが欲しいと、男の強い欲求が身体を襲ってきた。
ジョーが両手を上げて、ケインの首に絡み付けた。
「ここでは、森の中にいる国王陛下の家臣に見られてしまう可能性があります」
短いキスが終わると、ケインが真面目な顔で口を開いた。
「暗いのは嫌よ。コルセットをつけて。寝室に行きましょう」
ケインは短い返事をすると、笑顔で頷いた。
ジョーンが木と向かい合った。ケインの肩から腕を滑るように手で触ってから、手を離して木に抱きついた。
(王妃陛下を、早く抱きたい)
ケインは再び紐を持つと、強く引っ張ってコルセットをつけた。