先生のお嫁様は高校生
―――――――――――‥……
「ここ?」
「ああ。比嘉は俺のベッド使っていいから。俺はソファーで寝る」
黒を基調とした部屋。
車とおなじ、シトラスの匂い…。
「風呂入るか?」
「‥‥うん」
「俺のでよければ、服貸すぞ」
「うん…」
東条…に、悪いことしちゃったな…。
あたしのせいで、よく休めないよね。
「あたし、ソファーで寝るよ」
「無駄な心配ならすんな。
俺はソファーのほうが好きなんだよ」
見え透いた嘘をついて、微笑した東条。