先生のお嫁様は高校生
story゚。1
先生の手は救いの手…?
「‥…寒…」
学校から友達と別れて、
あたしは一人でフラフラと歩いていた。
制服だけで、防寒具は何も着けてない。
ある意味、自殺行為だよね。
でも仕方ない。
あたしが帰れる家なんてどこにもないんだから。
このまま倒れたりしたら、楽になれるかな…。
もう、あの家族から解放されるかな…。
あたしの居場所が欲しい。
それだけがあたしが望む唯一の願いだった。