あの頃より きっと。

疑点






「風磨、お前今日遅刻したろ」





休み時間になると、声をかけなくても気がついたら傍にいる雷に、風磨は笑いながら叫んだ。





「うっせーよ!遅刻くらいいいだろ!」





「なんで遅刻したんだよ」





雷は笑いながら、馬鹿にするように風磨の机に座った。
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