あの頃より きっと。
雷が机を離れて、風磨の前まで迫った。

雷の大きな目には、風磨の姿がくっきりと映っていた。

何秒かの沈黙が続いて、雷が唇を動かした。





「俺が宮岸を好きでも、お前には関係ないよな?」
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