あの頃より きっと。
『風磨』


その文字を見た瞬間、花びらが入っていた袋が破れて、花びらが部屋全体に広がったような感覚がした。


『返信遅れてごめん!明日からまたよろしく!』


短いけど、彼らしいメールに彩穂の顔から思わず笑みが零れた。

そして彩穂はベットをバシバシ叩いた。

まるで、彼の背中を叩くみたいに。






これでメールが6件。


少し期待しても、いい?
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