あの頃より きっと。
「美味しかったね!ありがとう」





多すぎるパフェを2人で分けあって食べ終え、店を出た。

外に出ると、風が少し冷たくて、風磨はポケットに手を突っ込んだ。

玲奈は、満開の笑みで風磨の腕に自分の腕を絡めた。

すっかり慣れた玲奈の小さな横顔を見て、風磨は優しく微笑んだ。





「どっか行きたいとこある?」





風磨が、歩きながら問いかけた。
< 221 / 477 >

この作品をシェア

pagetop