あの頃より きっと。
「クリパ!しようしよう!わーい!」
美優が急に笑顔になって、大きく飛び跳ねた。
感情も表情も豊かな美優は、いつものように2人の心を和ませる。
しかし、彩穂も黙ってはいられなかった。
パーティものが大好きなため、考えただけでもワクワクと興奮してくる。
「楽しみー!」
「よかった!」
麻紀も笑顔になって、頷いた。
その時、不意に美優が大きく口を開けた。
「あのさ、麻紀…坂岡くんはいいの?クリスマスなのに…」