あの頃より きっと。





「麻紀っ…あなたは何て優しんだっ!」




抱きついてくる彩穂を受け止める麻紀は、とても幸せだった。

友達が喜んでくれると、自分のことのように嬉しいものだ。





「頑張ってね!!今日も練習あるんでしょ?」




美優がニコニコと話しかける。

彩穂は頷いて、自分より少し背の低い美優に微笑んだ。




「頑張るね!最近、放課後遊べなくて寂しいけど…全国終わったら少し休みあるから、そのとき遊ぼうね!」


< 333 / 477 >

この作品をシェア

pagetop