あの頃より きっと。
そんなパワーストーンをこの店で買えるかと思うと、胸が踊るのが分かる。
持っているパワーストーンをポケットにしまうと、彩穂はオシャレな看板がかかった木製の扉を押し、中に入った。
「いらっしゃいませ」
美人という言葉がよく似合う女性が、彩穂を笑顔で迎えた。
彩穂も笑顔で軽く頭を下げると、中央のテーブルにたくさん並んだパワーストーンに視線を落とす。
すると、すぐに見覚えのあるパワーストーンが目に飛び込んできた。