あの頃より きっと。
「えっ?!好きなんだっけ?!」





「私たち、そこまで聞いてなかったんだけどっ?!」





彩穂はのんきに言った。

麻紀と美優は自分のことを知り尽くしているはずだから、この想いも知っていると思っていたのだ。





「あれ?2人に言ってなかったっけ」





「いやいや聞いてない聞いてない!!!!」





麻紀と美優は手を顔の前で左右に振った。

でもその目はキラキラしていて、『青春している人を応援する目』だった。





「そういうことなら、なおさら反応ほしいよね」
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