あの頃より きっと。



何が何だか分からなくなる。

混乱して何も返せずいると、麻紀が続けて言葉を発した。





「…今、平山先輩と美優と3人で、彩穂の全国の応援来てるんですけど…」




風磨はその言葉を聞いた瞬間、通話を切りたくなった。

自分は彩穂のことなんて気にする必要がないはずなのに、どうしてこんなにみんな自分に彩穂のことを話すのか。

関係ない。ただの幼馴染。


なのにどうして。



< 381 / 477 >

この作品をシェア

pagetop