あの頃より きっと。





彩穂に清々しいエールを送った風磨から、雷は目線を外した。

その雷に気がついたのか、風磨は雷の隣の席に座った。





「…お前には関係なかったはずなのにな」





雷は、不機嫌そうに台詞を吐き出す。

1階のコートでは、彩穂が一生懸命試合をしている。

そんな彩穂を2人で見つめながら、途切れ途切れの会話を続ける。



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