あの頃より きっと。





「俺さ、お前が親友でよかったなって…今思った」





「……バーカ」





そう言った雷は、本当に去っていった。

そんな雷の背中を見ながら、風磨は思った。

親友が与えてくれた、この素晴らしいチャンス。

その想いを無駄にしないように、しっかりと伝えなくてはいけない。





「…『バーカ』って…小学生かよ」





ありがとう、雷。











< 439 / 477 >

この作品をシェア

pagetop