敏腕美人秘書のみゆきさん ■

斉藤君ってこんなキャラだったかしら?

いつもと違う彼に戸惑う。

きっと、
お酒が入ってるから・・・



というか、

なんでナギサは斉藤君を呼んだんだろう。



「社長がこんなお節介って珍しいですよね。」

斉藤君が楽しそうにナギサが残したワインの残りを飲み干してから
笑った。


「え?」

「だから---くす。

 深雪さん・・・酔ってます?」

「そんなことないわよ?」

ワインを一本開けただけだしーー
あ、その前にビールを飲んだっけ・・・


「だって、
 いつもは、社長の考えを読むのに・・・」

にっこりと
楽しそうに斉藤君は笑った。

え?
そんなこと言われても・・・

ちょっと考える。

えぇっと・・・・・・ナギサがお節介?

って・・・



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