敏腕美人秘書のみゆきさん ■
今日もいい天気ーーーー
私は思わずにっこりと空に微笑む。
いいよね。
太陽がのぞいているだけで足取りが軽くなるなんて
私もかなり単純っ。
そんな
明るい気持ちも
いつものように
会社に入るまでだった。
「みゆきさぁぁ~~ん」
「なっ。何?どうしたの斉藤くん。」
「社長が・・・」
そこまで言うと、
新人のかわいらしい顔立ちをした斉藤君は
今にも泣きだしそうに大きな瞳を私に向けた。