敏腕美人秘書のみゆきさん ■
「あの・・・ね。
ナギサのことを好きよ。
でも恋愛感情じゃないわ。ーーーーーでも、会社で恋人を作る気はないの」
そんなカッコいいできる女のセリフを
笑顔で言える、
深雪さん。
やっぱすげぇな。
ちょっと顔がにやけそうなので、
慌てて顔を書類で隠すように
伏せる。
「斉藤君。
あーーー…えーーっと…」
「??
なんでしょう深雪さん。」
やべぇ、
ニヤケたのがばれた?
ばれたら、
俺 ちょっとはずい。
「私ね。
あんまり遠回りなのって嫌いだし
よくわからないんだけどーーー
斉藤君って、私に気があるわけ??」
「!!!」
ここまでストレートに聞くとは、
さすが
深雪さんだ。
ちょっと驚いたものの、
思わず、
笑いが出てきそうになるのを必死で抑えながら、
深雪さんを見つめ直した。
ココで、
笑ってしまったら、
俺、ただの変な人じゃないか??