敏腕美人秘書のみゆきさん ■


「--中島くん。
 次の講義の資料だって。」

不意に
アイツが話しかけてきた。


ニコニコ野郎。



俺は資料を受け取りながら、
にっこり笑い返す。


「あんがと。

 なぁ、
 同期だし、
 呼び捨てでいいよ。
 
 俺、中島拓也。

 拓也でいいよ。」

まぁ、

コイツが

どんな奴かは気になる。

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