敏腕美人秘書のみゆきさん ■

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「で?
 なんでオマエ
 から揚げ定食なの?」


「---はっ??
 誰だ・・お前・・・・・?」


会社には食堂がないため、
皆 外食か弁当。

適当につるむのもいいが、今日は一人になりたい気分だったから、

俺は、近くの定食屋に入って
ゆっくり食べようとした。


そしたら
いきなり
変な奴が
目の前の椅子に座った。

だれだ コイツ。

思わず、睨み付ける。


茶色い髪に
赤いメッシュが入ってる。
なかなかの整った顔立ちに
なんだか異様に存在感のあるオーラ。


あー、面倒だ。

もしかして・・・絡まれてる?


ちょっと顔をしかめながら
「うるせぇな。ほっとけ」

とつぶやいて
無視して俺は
から揚げを口にほお張った。


昼休憩の時間は変わらないからな。


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