敏腕美人秘書のみゆきさん ■

私はもう一度
真っ白なソレをスプーンですくう。

「うん。おいしっ。」

思わずニンマリしちゃう。


コンコンと
軽いノックがして

さささーーっとモダンなふすまが開く。




「新作のデザートはいかがでしょうか?」

軽く
腰を落としながら
板前さんが顔をのぞかす。



「--おいしいよ。ミノルーー。
 コレ、アレだろ?」

先に口を開いたのはナギサ。


ミノルはにっこり笑うと
ずかずかと部屋に入って
私とナギサの間の掘りごたつに
遠慮なく入った。


「そうそう。アレ。

 みーちゃんはわかったかい?」


私は軽く首を振る。


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