ありえへん!!
「姉さん、あんた仮にも女だろが。後輩のそれも男に世話焼かすな」
「あら~要(カナメ)君。何だか失礼な物言いね」
「要君って呼ぶなつってんだろうが。それより酔っ払いの姉さんはもうあっちね。おい、大川、お前等が飲ませ過ぎたんだから責任取れよな」
「えっぇぇ~山科(ヤマシナ)さん俺達に押しつける気すか?」
ぶうぶう言いながらも大川先輩達が半分寝かけている高山先輩を引き取って
「真瀬、悪かったな。ちょっと飲ませ過ぎた。この人こんなに弱かったっけ」
「あ、大丈夫っす。俺も手伝います」
「いやいいよ。暫く端で寝させとくから」
今日の飲み会は和風居酒屋の座敷なんで座布団を並べて高山先輩をそこに休ませた。