もしキミと恋ができたなら
琉斗にとっても、か。
きっと喜んでるだろうな。
「なぁ、1年に1回でいいんじゃねぇの?なんで毎月・・・。」
「・・・・・寂しがっちゃうよ。」
なんて、そんな理由じゃないよ本当は。
だけど、なんていえばいいのかわからない。
話していいのかわからない。
墓参りを終えて、琉斗の自転車の後ろに乗せてもらって
帰ることにした。
「巧から聞いた。クラス大変だな。」
「まぁね。だから、今日は休んで正解!」
「悪い子だ。」
「琉斗に言われたくなーい!てか、月岡は?」
「あぁ、今日は、風邪で休むって。」
「ふーん。琉斗くんは、それで寂しいわけだ。」
「うっせー。てか、明日から学校どうすんだよ!」
「んー、とりま鞄だけ教室において屋上で過ごす!教室にいにくいし。」