もしキミと恋ができたなら
2

11月にはいると、風が冷たくて
制服も衣替えになった。

実は、嬉しいことがあった。

一昨日の出来事だった。

未だに教室にいにくいあたしは、
また鞄をおいて、屋上に逃げようとしていた。

「あのさ!!!!!」

あたしの前に突如現れた
あたしより少し背の高い女の子。


たしか…黒澤美月(クロサワミツキ)ちゃんだっけ?


「よかったら、一緒に教室で話そうよ!!!」

意外だった。
この子、普通にクラスに友達多いし、
あたしみたいなのに、話しかけてくれるなんて…
嬉しかった。

「うん!!!!!」

< 22 / 27 >

この作品をシェア

pagetop