好きだよ!
「・・・俺からも。

ほい。」


せめて俺からは、って用意していたプレゼントは


鞄の中で出てくるタイミングを失っていた。


「・・・嬉し・・・。」


やんわり笑う彼女は、以前の彼女とはまるで別人。


「・・・開けていい?」

「うん。」


「「・・・わ。」」


出てきたものは。



「「色違い・・・」」


俺があげた、マフラーの色違いだった。
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