好きだよ!
「・・・直?」

こっちを見ていることに気づいた尚は、

どうかした?と

いつもと同じ笑顔を見せる。


・・・ねえ、

隣にいるのは誰?

もしかして、元カノさん・・・?

そう聞きたかった。

聞いて、「違うよ」って言って欲しかった。

・・・でも、


「ノート、どっちがいいと思う?」


・・・また私は、素直になれない。

イライラばっかが溜まってく。

「・・・右かな?」

「・・・わかった」

返事もそっけなくしちゃったし。

もうヤダ。
この場所に居たくない。
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