プロキオンに向かって。
出会い
入学式
僕は
男勝りと呼ばれる
一応女子
性格はぶりっこ。
そんな不思議な僕の恋が始まろうとしていた。
姉貴は2つ年上の
中学3年生!
入学式には
僕は念願の中学生になれたことがうれしくて
すごく舞い上がっていた。
僕の通うことになる中学校は
とても小規模だ
人数は全校生合わせて100人いるかいないか。
1学年34人。
なのに
17人ずつのクラスにわかれた。
僕は1年B組。
このへんの学校じゃ
1組、2組の数え方だから
すごく珍しい。
申し遅れました!
僕の名前は
黒沢里央!
男みたいな名前だけど
ばっちり女なんだよー♪
僕の後ろの席には
すごく可愛い男の子が座っていた。
このとき
僕の恋が始まっていたとは
思ってもいなかった。