1ヶ月彼女~憧れの先輩を追いかけて~
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「ゆ..裕木先輩」
「あ、僕なんか渡したいものがあるからって呼ばれたんだよね~」
「あ、そうなんですか!」
それ、実羽だよ~。
用があるのは私だから...。
「てか、なんで美來ちゃんここに来てるの?」
「あ、あのそれは・・『俺ら付き合ってるから会ってた』
言う前に黒田蓮夜が私の話を遮った。
「そうなんだ。美來ちゃん彼氏いたんだ。」
「え、いや違『もう昼終わるよ?来ないし帰ったらどうですか?』
「そうだね。じゃ、ばいばい美來ちゃん」
「さようなら」
ガチャ
最悪。想いを伝えようとしてるのに、
邪魔された。
それに好きな先輩だったのに、
最悪だ。
私はおもいっきり、黒田蓮夜を睨みつけた。
「わ・・わりぃ」