1ヶ月彼女~憧れの先輩を追いかけて~
私は泣いた。
「せっかく裕木先輩に想い伝えようとしたのに・・ぐすっ」
「ちょ、待てよ!」
蓮夜は焦っている。
「人を馬鹿にするのやめてください。」
「悪かった。」
「なんでいちいち構うんですか」
「だから謝ってるだろ。」
「それで許せるとでも?」
「俺とお前が付き合ってるのは冗談だとあいつには言う。」
「そうしてください。」
でも、また蓮夜はニヤっと笑って、
こう言った。
まさかこうなっちゃうとは__
「1ヶ月俺と付き合え。
もし俺に惚れなかったら、冗談だと言ってやる。」
「やってやるわよ。」
「でもこの1ヶ月は恋人らしくいること。
無視なんてした瞬間しらねぇから。」
「わ・・わかった。」
こいつ、、条件付きで、、
今の私には裕木先輩になんて、
言えるわけがないから。
これにのるしかなかった。