1ヶ月彼女~憧れの先輩を追いかけて~


とりあえず自分の席を見つけて、

一応念の為にと持ってきていた小説を読んでいた。

すると、

「はじめまして、私は中下実羽<ナカシタミウ>」

「はじめまして、宮下美來です。」

「その小説読んだら..貸してもらえませんか?」

「あ、いいですよ☆」


小説好きの子が自分から来てくれたのが、
嬉しかった。

友達なんて出来ないと思ってたのに、
小説を借りるだけだとしても、話してくれる人がいてくれて嬉しかった。


「ちなみに実羽って呼んでね!」

「わ..わかった」

このままじゃいけないと思い、私も言った。

「私のことも美來でいいよ!よろしくね!」


言えた~

実羽は結構積極的な子で、
すごい優しい子だった。

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