1ヶ月彼女~憧れの先輩を追いかけて~
「宮下さん?」
「はい..」
振り向くと、笑みを浮かべた恋音ちゃんがいた。
後ろにはもう1人いた。
多分あの時蓮夜が言ってた子「入江桃佳ちゃん」
でも、恋音ちゃんの目の奥は完璧に笑ってない。
怪しい..
「今から喋ろ?」
どうやって断ればいいのかわからない。
すると...
「美來ちゃ~ん」
と言って、走ってくる木下くん。
「あっ恋音ちゃん桃佳ちゃん」
「木下くん~」
明らかに私に言った時の声とは全然違う。
「あ、俺美來ちゃんに用あるからさ、
ごめんね?用があるなら今言ってくれる?」
「あっ対したことじゃないから大丈夫♪」
助かった...木下くん
本当ありがとう...
「じゃ、美來ちゃん行こうか」
「は、はい」
そして私たちは屋上に行った。