ホットココアのキミ
「言われた時、好きかどうかって言われると分かんなくて、年下だし…まして会社の人だから仕事のこととか余計なこと考えちゃって、仕事にかまけて自分に向き合わなかったから、自分の気持ちよくわからなかった…それに、今日桜木さんからあんなにアピールされてるとこ見ちゃったし、中途半端じゃ矢野くんに申し訳ないって思ったの。で、ちゃんと考えてみたんだ」
「わかりました」
「え」
それまで黙って聞いていてくれたヤノっちは、苦しそうな顔で無理やり笑顔作ってお酒を飲みほしていた。
「わかりました」
「え」
それまで黙って聞いていてくれたヤノっちは、苦しそうな顔で無理やり笑顔作ってお酒を飲みほしていた。