ホットココアのキミ
「先輩の気持ちわかりましたから…」

「え!?ちょっと待って、最後まで聞いて!」

「え…」

私は慌てて言葉をつづけた。

「でね!すごくたくさん考えたの。ほんとは矢野くんが配属された時からちょっと気になってた…おっちょこちょいで目が離せないなって。でもね、矢野くんに頼られるとすごく嬉しかったり…あと私が辛い時とか矢野くんが気が付いて、いつも笑顔で助けてくれて…ホットココアくれて…桜木さんのこともあったけど矢野くんのこと目で追っかけてたりしてた自分にちゃんと気づいたの…」

「…え…」



「私、矢野くんのこと…す、好き…だよ…」



私はあまりの恥ずかしさに最後は俯いてしまった。
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