ホットココアのキミ
「ほんとですか…?」

「こんなこと嘘つくわけないじゃん!!」

私が思い切り顔を上げると目の前にはヤノっちの真っ赤な顔があった。

「ヤノっち真っ赤…ふふ」

「ちょ、っ見ないでください」

そういってヤノっちは顔を背けてしまった。

「ふふ…」

私はなんだか嬉しくてヤノっちの真っ赤顔を見つめていた。

「後で後悔しますよ?そんなに笑ったら…」

「え…?」

そういってヤノっちは満面の笑みで私をさらにドキドキさせた。
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