ホットココアのキミ
「ヤノっちはキャラ変わりすぎ!!!」

「あ、戻ってる。俺はずっとこんな風になりたかったの我慢してたんですよ?」

「あ、ごめん。」

「まぁ、いいけど…ヤノっちって呼んだらキス一回ってどうでしょう??」

「な!?そ、そんなのなし!自然に呼べるようになるまで待ってよ…」

私はあまりの恥ずかしさに俯いてしまった。

「んー…分かりました。まぁそんな可愛い顔してたら我慢できるかわからないけど」

そういうと光輝は嬉しそうに私の手を引いて歩き出した。

「あ、会社では今まで通りね!桜木さんとか怖いし…」

「え…が、頑張ります」

「お願いしますっ」

「だから、あんま可愛いと知らないって言ってるでしょ?」

そういって光輝は私を抱きしめた。

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