ホットココアのキミ
「大丈夫、今日はここで帰るし、気にしないでいいよ」

「え…」

「どうせ、送ってもらったんだからお茶でも出したほうがいいのかな?っとか考えてたんでしょ?」

そういって光輝は“ポンポン”と私の頭を撫でた。


「…」


なんか頭の中見透かされてちょっと悔しかった…

私は光輝がまだまだ分からないのに…

「じゃぁまた、明日のお昼くらいにでも連絡しますよ」

「え…あ…」

そう言って光輝は繋いだ手を解き、自分の部屋のドアへと向かった。
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