ホットココアのキミ
まぁーた、考え込んでる」


「うわぁ!?」


“コトンッ”


「はい、どーぞ」

「あ、ありがと」

「大丈夫、ヒナが嫌がることとかはしないから」

そう言うと優しく微笑みながら静かに私の隣に座った。

「え、あ…うん」

「付き合いだして早々に家に上げといて何言ってるんだって思うかもしれないけど…」

「そ、そんなことないよ!私がまた考え込んでるの気が付いてホットココア…淹れてくれただけだもん…いつも勝手に考え込んじゃってる私が…」

「悪いわけじゃないから、俺が守りたいだけだから…ごめん、前言撤回。抱きしめたい…ダメかな…」

「ダメじゃないよ…ってか嫌じゃないから…」

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