ホットココアのキミ

初めての夜

しばらく心地よい無言の時間があったけれど、突然光輝が口を開いた。

「今日が金曜でよかった…」

「え?どうして?」

「だって、明日会社だったら、俺ニヤニヤが止まらなそうで…」

「ちょ!?それは危ないよ!?変な人じゃないんだから!!」

「だから良かったって言ってるの(笑)」

「あ、そうか…」

「それにこんな時間まで一緒に居れるなんて…」

「あ、時間…!?」

時計を見るともうすぐ3時になろうとしていた。

「こんな時間までお邪魔しちゃうなんてごめんね!!」

私は慌てて帰る準備をした。
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