ホットココアのキミ
「待たせちゃってごめんね…?」

「…」

「ごめん、怒ってる??」

「ぁあ、いや、全然怒ってないよ。入って…」

「お邪魔します…光輝もお風呂入ったんだね」

「汗臭かったら悪いし(笑)」

「そんなことないよ!ってかなんでさっき止まったの?もしかしてすっぴんに幻滅したとか…??」

「まさか!…どっちかっていうとその逆」

「ん??」

私が聞き返すと光輝の顔は真っ赤だった。

そしてとても小さな声で

「あまりにも可愛くて…」



「!!!」



その一言で私まで真っ赤になって二人で茹でダコ状態になってしまった。
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