ホットココアのキミ
「甘いのダメだった??」

「いえ、大丈夫です!ありがとうございます」

「遅くまでどうしたの?どっか分からない??」

「あ、えっとここが分からなくて…」

「それなら…この資料のここを見ると同じ事が書いてあるよ」

「ホントだ、ありがとうございます!助かりました…これで安心して週末迎えられそうです(笑)」

「あはは、それは良かった」

「奥平さんも遅いですね…仕事大変ですか?」

「んーまぁね…でも、もう少しで終わりそうだよ。あ、矢野くんご飯まだでしょ?一緒に行く?」

「あ、行きます!」

「じゃぁ私も仕事もうちょっとあるから、20分後くらいに出られる?」

「あ、分かりました」

そう決めると奥平さんは自席に戻って仕事を片付け始めた。

俺も教えてもらった資料をもとに課題の完成を目指した。
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